悩んで悩んでα7Ⅱを買った。それまでの話。
カメラなんか必要ない
カメラなんで無くてもいいもの。しかもいつでも撮れるiPhoneと小さいけどよく写るRX100を持ってる。
それに夫はPENTAXのk-3持ってるから借りられるしk-xもオートフォーカスおかしいけど修理したら多分使える。
だからカメラ増やす理由なんて特にない。
だけど悩んで悩んでα7Ⅱを買ってしまった。
今までのカメラや写真の話を書きたくなったので書きなぐる。
ちょっと昔話
話せば長くなるんだが、たまには語りたいので書く。
写ルンです全盛期に育ってる。でも簡単なカメラも家にあった気がする。
あの頃、写真ってフィルムだし1本撮るまで同じISOな訳だし失敗は多かった。下手なコンパクトカメラよりも写ルンですのがよく撮れた。
そんなだから小さい頃は人並みな興味だった。
その後写真を撮ることに興味が湧くキッカケになったカメラと出会う。
京セラのサムライというカメラだ。
祖父がこのカメラを買った。借りてよく撮ったものだ。
このカメラは変わったカメラで、ビデオカメラのような形をしていてしっかりホールドできる。
そしてハーフサイズで撮影される。通常の1コマに2コマ撮影されるので48枚撮りで96枚撮れた。
何よりも惹かれたのは一眼レフのようにファインダー覗いたままが撮れること。見たままが現像されてくることに非常に心惹かれた。
だが、次第にハーフサイズというところに不満がつもった。
L版で焼いても画像が粗い。今思えばレンズもそこまで良くなかったんじゃないかなぁ。
その後色んなカメラがあることに気付いていく
写ルンですは35mmからAPSへと移行し、ネガを窓ガラスに押し付け焼き増しの注文をする行為が家から消え代わりにAPSのインデックスプリントをみて焼き増しを決めていたそんな時代。
プロの使っているあの大きなカメラは一眼レフカメラと言うらしいとか、二眼レフカメラというものがあるらしい、とか。大伸ばしにするポートレイトは中判で撮られてるらしいとか。
ネット全盛の時代ではなかったけど近所にヨドバシカメラがあったおかげで(笑)
もちろん一眼レフカメラ、NikonやCanonが欲しかった訳だけどそんなお金も無くて買ったのはレンズ一体型一眼レフと言われるカメラだった。
自分のカメラを手に入れた
もう手元にないから機種名は思い出せないけど多分これ。
一番夢中で撮ったカメラではないだろうか?
レンズ一体型の一眼レフで電動ズームだった。今はあまり流行ってないジャンルだけど当時はそこそこ人気があった。簡単で手ごろで綺麗な写真が取れる。レンズ一体型はそのレンズにきちんとチューニングされているという面でレンズ交換式よりも腕がなくても大丈夫だった。
APSのフィルムが入るタイプでズームするとボケるしなかなか楽しかった。旅行や行事の記録ではない作品的な写真を取り始めたのもこの頃から。
他にもトイカメを2つくらい持ってたと思う。
初めての一眼レフでリバーサルの魅力にハマる
その後大学生になり初めての一眼レフカメラを買った。PENTAXのMZ-3だ。
これは今も手元にあって夫が使ってくれている。
一眼レフを買おうと思って知人カメラマンに相談した時に勧められたのがこれだったので素直に買った。キットレンズ付きだ。直感的なダイアルが脱初心者に向いてるからと勧めてくれた。そしてその知人はお古のライトボックスと新品のルーペを贈ってくれた。今思っても本当にありがたいことです。
カメラを買うのもフィルムを買うのも現像するのも、なんだかんだお金がかかった。学生には辛いところ。(美術を専攻してましたが、写真専攻ではなかった)
でもこのカメラを買って数本撮るうちに一気に心惹かれたフィルムがあった。
それはVelviaというフィルムだった。
とにかく色が鮮やかで、ライトボックスに乗せてルーペで覗くとそこには高彩度で緻密な描写が広がってた!ポジってこんなに綺麗に写るの?!そんな感想だった。
ネガに比べるとポジは値段も高いし現像やプリント時に補正があまり効かないのでそこそこ腕が試され全然ダメな時もあったけど楽しかった。
こうやって人は写真やカメラにはまっていくんだなと思った(自分はそれほどハマらなかったけど・・)
だんだんデジタルの波が押し寄せてきて、それと並行して携帯電話にカメラが付いて。気がつけば携帯のカメラでもL版出力に耐えられるレベルになってた。
安いデジカメも持ってたけど、まだまだフィルムのが良くてフィルムとフィルムスキャナーで楽しんでた。
画素数の問題もあったけど、まだ写真の鑑賞の仕方がまだまだ紙だったと思う。本当にデジタル写真がデジタルで楽しまれるようになるのはスマホ以降だった気がする。
最初に買ったiPhoneでの写真見てたらフィルムスキャナをヤフオクに出した時の写真があった・・いい値段で売れました。
高級コンデジという選択肢
高級コンデジというジャンルが出てきた。コンデジでありながら高画質、高品質みたいなやつだ。結局、iPhone登場以降もう写真はiPhoneでいいじゃない?と思ってた。だって2−3万のデジカメだったらiPhoneの方がよく映る。
そこに5万超える価格帯の高級コンデジわらわらと出てきた。
なんでかそれがそれなりに購買意欲をそそるものだった。
旅行の時とか撮影を楽しみたいな、という時があったりそもそも写真撮りすぎてiPhoneのバッテリーがすぐ無くなるとかまぁ色々ありまして。カメラ屋をのぞいて必ず作例集を見るんだけど、RX−100の作例にキュンと来てしまって結構悩んで買いました。
コンパクトでバッテリーの持ちもなかなか良くて、オートできちんと写るカメラなんだな。特に細かい建造物とか暗いところでの階調の粘りなんかが良くて、素晴らしい。
もう一眼レフなんていらないんじゃないの?と一時期思った。
αとの出会い
でも、ファインダーがないのがちょとな・・他のレンズも試して見たいな・・もっと撮ること自体を楽しみたいな。そんな気持ちがじわじわ来始めた頃、ラッキーなことに気になってたαをお借りすることができた。
まずキットレンズで撮った時に「あ、すごいかも」ってなって一緒にお借りした
SEL55F18Zがとんでもなく良かった。まぁ単純に今まで撮って来たカメラ&レンズの中で一番高いものだし当然かもしれないけど。笑
それから気になって価格見たりしながらあんまり値崩れしないなぁとか思いながらキャッシュバックキャンペーンなどに乗せられて今に至る。というところです。
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